今の自分の暮らしにある程度、満足している。
自分は恵まれているなと感じる。
健康である。家族もいる。友達もいる。趣味もある。仕事もある。
そうすると、些細なことで怒る回数が減った。
イラっとしても、すぐに忘れてしまう。
アラフォーになって、可能性と野心に満ちた若いころよりも、ある程度、今あるもので満足する術を覚えた今の方が、断然、生きやすい。
若い頃は何者かになりたかったけど、何者でなくても、ぜんぜん楽しく生きられる。
昔より、幸せの感度がかなり上がった。
炊き立てご飯にキムチをのせて食べるだけで、幸せホルモンが出ている気がする。
歳を重ねるごとに、だんだん分かってきた。
上を見出したらきりがない。
それに、表面上の「羨ましい」は、実はそんなに羨ましいと思っていないものだ。
もちろん、憧れや、それに向かって努力するというモチベーションもある。
新しい料理にチャレンジしてみる。
新しいエクササイズを試してみる。
ガーデニングで新しい植物を育ててみる。
読んだことのない作家の本を読んでみる。
全く見たことのないジャンルの動画を観てみる。
ささやかな、日々の自分の発見や進歩だけで、割と満足に生きられる。
自分の心が何を欲しているのか、分かってくれば、不必要な欲望を生むノイズを、さらっと受け流せるようになってきた。
だから、些細なことも、ちょっとイラっとすることはあっても、すぐに忘れてしまう。
どうでもよくなる。
イラっとすることがあると、
「そんなことで、ストレスホルモンを出すことないよ。
もっと自分の好きなこと、大事なことに向き合って」
と、自分に言い聞かす。
すると、不思議と怒りのことを忘れて、大事なことと向き合えるような気がする。
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