読書の秋が来た。


本の虫である私は、年中読んでいる。


「本なんて、読まなくて〜」って、言う人もいるけど、すごくすごくもったいないなぁと思う。

人間の時間には限りがある。
一日は24時間で一年は365日。
限られた時間の中で、仕事したり、ご飯食べたり、寝たり、友だちとくだらない会話で盛り上がったり。

そんな時に、ふと考える。

全然違う仕事をしている自分。
全然違う人と結婚した自分。
全然違う国に住んでいる自分。
全然違う時代を生きている自分。

そんな自分を擬似的に体験できるのが、物語だったりする。

伝記を読みながら、ヘレンケラーになったり、アインシュタインになったり。

自分の人生を生きながら、ほかの人生を体験できるって、なかなか美味しいことじゃないかしら。

(もちろん、映画とか漫画で擬似的に体験もできるけどね。私は活字派)


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科学や歴史といった、先人たちが時間をかけて、血の滲むような努力をして集めたことを、図書館へ行けば簡単に得られる。

それを思うと、ちょっと、いや、かなり感動する。

今はもっと、お気楽で脳をバンバン刺激して、アドレナリンを出してくれる娯楽がたくさんあるけれど、どうも、そういった類の娯楽には興味がもてない。

歴史や科学は、知れば世界の見方が激変することもある。
その驚きと感動が、癖になって、もっとたくさん知りたくて、今日もまた、図書館へ通う。


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