ここ1年しばらく、一人になる時間がなくて、(というのはいいわけですが)、読書から遠ざかっていた。
読書というか、誰かの書いている文章を読むことから少し遠ざかっていました。
現実世界での出来事が忙しく、誰かの机上の空論に脳のキャパシティを割くことが馬鹿らしいと思っていたんですね、はい。
でも、最近、人間関係でいろいろと息詰まって、悩んでいるときに、本を開いたら、「やっぱり、読書っていいな」って思うようになりました。
文字を追っていると、それ以外のことを考えなくて、いわゆる、「マインドフルネス」的な状態になる。
ほら、文字を追っているときって、
明日のお弁当はどうしよう、とか
LINEの返信、遅っせーなぁ、とか
子どもの発表会の衣装はどうしよう、とか
って考えないじゃないですか。というか、考えられない。
実際、読書ってストレス解消にとても効果が高いという実験もあるそうですよ。
読書バンザイ!
というわけで、最近、再び、本を読んでいます。
「小説」も読みたいのですが、小説はどうもつまらなくなっちゃうので、なかなか読み進められない。
(昔は、湊かなえとか超ハマって読んでたけど。)
で、最近、読むのはもっぱら内田樹。
思想を語る本って、私はあんまり読めない(思想を語る本って、正に机上の空論?!)のだけれど、この人の語り口や切り口はけっこう好みなんです。
押し付けがましくないっていうか、説教がましくないっていうか。
旦那と喧嘩したり、夫婦関係にトラブルが起きたとき、図書館から借りて読むのがこの一冊。
「困難な結婚」
もう、何度も読み返してます。
なかなか、過激なタイトルでしょ。
いっそ買って、常に1冊置いておこうか。
でも、家に置いていて、旦那がうっかり見つけたら、いろいろと問題になりそうだ・・・
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結婚生活にありがちな問題や悩みを、内田的視点でアドバイスしてくれてる一冊。
図書館で借りて、読むたびに発見がある。
今回、私の中で良かったのがこの文章。
読書というか、誰かの書いている文章を読むことから少し遠ざかっていました。
現実世界での出来事が忙しく、誰かの机上の空論に脳のキャパシティを割くことが馬鹿らしいと思っていたんですね、はい。
でも、最近、人間関係でいろいろと息詰まって、悩んでいるときに、本を開いたら、「やっぱり、読書っていいな」って思うようになりました。
文字を追っていると、それ以外のことを考えなくて、いわゆる、「マインドフルネス」的な状態になる。
ほら、文字を追っているときって、
明日のお弁当はどうしよう、とか
LINEの返信、遅っせーなぁ、とか
子どもの発表会の衣装はどうしよう、とか
って考えないじゃないですか。というか、考えられない。
実際、読書ってストレス解消にとても効果が高いという実験もあるそうですよ。
読書バンザイ!
というわけで、最近、再び、本を読んでいます。
「小説」も読みたいのですが、小説はどうもつまらなくなっちゃうので、なかなか読み進められない。
(昔は、湊かなえとか超ハマって読んでたけど。)
で、最近、読むのはもっぱら内田樹。
思想を語る本って、私はあんまり読めない(思想を語る本って、正に机上の空論?!)のだけれど、この人の語り口や切り口はけっこう好みなんです。
押し付けがましくないっていうか、説教がましくないっていうか。
旦那と喧嘩したり、夫婦関係にトラブルが起きたとき、図書館から借りて読むのがこの一冊。
「困難な結婚」
もう、何度も読み返してます。
なかなか、過激なタイトルでしょ。
いっそ買って、常に1冊置いておこうか。
でも、家に置いていて、旦那がうっかり見つけたら、いろいろと問題になりそうだ・・・
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結婚生活にありがちな問題や悩みを、内田的視点でアドバイスしてくれてる一冊。
図書館で借りて、読むたびに発見がある。
今回、私の中で良かったのがこの文章。
よくラヴ・ソングのかしに「抱き合っていても、この人の心はもうここにない」というようなものがありますけれど、これは話が逆だと僕は思います。「心がここにない人」とでも「抱き合う」ことあできる。「愛している?」と訊くと「もちろんだよ」と笑顔で答えてくれる。それで、いいじゃないですか!何を文句言ってるんですか!理解も共感もできない人と、それにもかかわらず抱き合うことができる。お願いすると「いいよ」と答えてくれる。こちらも頼まれたことは「はいよ」とやってあげることができる。素晴らしいじゃないですか。「愛の奇跡」というのはそのことを言うのだと僕は思います。(「よくわからない人」だから素晴らしい)
この本を図書館から借りるのは3度めにもなるのに、改めて目から鱗が落ちる文。
自分の状況によって、脳に入ってくる文章というのは違うもんですね。
一緒に暮らしていると、わかってくれて、当たり前って思います。
一緒に暮らしていない友だちにだって、私、そう思っちゃうことありますもんね。
わかってくれるないなんて、なーに、甘えたこと考えてたんだよ、自分!
相手の気持ちが100%自分に向かっていて、全身全霊をかけて自分を愛し、理解していることが確信されないと不満・・・・・というような人は悪いけど「愛」がなんであるかわかっていない。あのですね、他者というのはとっても遠いところにいるんです。声も届かないし、手も届かない。その「遠いところにいる人」に触れることができる。その人の声を聴くことができる。その人を抱きしめることができる。それだけでみごとな達成だと僕は思いますよ。それ以上のことができたら、それは「ボーナス」だと思ってありがたく頂けばいい。
相手の気持ちなんて、自分に100%向かうことってないじゃん。
私も向かってないし。
旦那の愚痴を聞きながら、「明日の仕事は」とか「そろそろボディーソープ切れそうだから、買いに行かなきゃ」なんて考えてるよ。
なんで、ゲームに夢中になるのかもわからないし、芸能人がダラダラ談笑しているTV番組をずっと観られるのもわからない。
それでも、「お茶とって」とか、「ちょっと、腰もんでよ」とか言い合ったり、美味しいものを食べて笑い合えるって、素晴らしいことじゃん。
パートナーや家族だけでなく、たまに会う友だちにだって、言えること。
他者であるということを忘れて、「なんでわかってくれないんだろう」と攻める自分のわがままさ。
この場を借りて、誤ります。ごめんなさい!
自分に、喝を入れる1冊でした。
多分、いろいろ悩んだら、図書館へ借りに行きます。
夫婦関係恋人関係だけでなく、人間関係にお悩みの方に広くおすすめしたい1冊
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